晨風グループは1967年に創業し、シルク服装の生産加工からスタートした企業です。「企業集団化、生産規模化、経営国際化、産学研一体化」の発展戦略を保っています。晨風グループは50年間ずっと服装製造に専念してきました。50年間の専念発展はアパレル産業は伝統産業ではあるが、民生産業でもあることを固く信じさせました。アパレル産業は暖かく、気持ちいい服装体験の基礎工業ではあるが、それよりもっと重要なのはそれが美意識を率いてトレンドを作るファッションアイディア産業です。
一、企業の最も基本的な社会責任は生存です。
企業の運営管理は時期によって重点の置くところも違います。それでも私は企業の最も基本的な社会責任は生存で、自分の企業をいかに永続させ、ハイクオリティーのまま発展させていくことが企業の最も基本的な責任だと思います。
企業責任は100年余りの前に生まれ、90年代から中国へ入り始めました。2006年国際労働機関は企業の社会責任を定義しました。すなわち、企業の社会的責任は企業は経営活動が社会に及ぶ影響を考え、内部管理とプロセス及び利害関係者とのインターアクションなどの面において自分の原則と価値観を徹底することです。企業の社会的責任は企業が自主的に主導する発議で、法律規定を超える行動です。
社会的責任の広がりとともに、持続可能な発展、すなわち将来世代の欲求を満たしつつ、後世の人の欲求をも満たすような発展が生まれました。
企業は生存し、発展していきます。企業の活動は社会に何らかの貢献を果たし、社員の生活欲求を満たさなければなりません。したがって、企業は健康的、長期的に生存し、企業自身をよく発展させるのが企業の主要責任です。
長年間、服装業界の一部として、われわれは市場ルールに従い、服装の品質と品に専念してきました。それは顧客の要求を満たし、お客様からの評判をあげ、市場に認められ、企業自身の価値を表したいためです。たくさんの企業家もきっとそういう風にやっているはずです。私よりずっとおおく、うまくやっているのに違いありません。われわれはなぜそうやるのかというと、企業の規模はまだ小さいとき、われわれの目標はもっとおおくのお金を稼いで、企業を生存させ、それから企業を大きく、強くすることです。しかし、いざ企業が本当に一定の規模に達したら、われわれはもう自分とわずか何人かのためだけに会社を経営しなくなります。会社は市場と社会をつながる絆で、工場の何千、さらには何万名の社員の飯の種です。企業はどうしたら社会に貢献できるか、どうしたら社員のためになるのかを考えれば、成長の道での悩みも次第に少なくなります。
企業は社会責任を果たすには、かなりのコストを増やさなければなりません。企業は利益を求めるのは当たり前ですが、もっと多くの注意力をCSRにおいた企業、ご臨席の皆様はもっとおおきいかつ長期的な利益を求めていると信じます。企業は各分野で利益を求める上で、目の前の短期的な利益に注目するだけではなく、各分野で自分を押せば、前よりもっと効率的に社会、環境とビジネスを含む各利害関係者の持続可能な発展を実現させられます。
晨風グループは2006年に公正労働協会(FLA)に加入する目標を立てました。従業員関係、非差別、健康安全と環境、労働時間、給料などの9種類のおよそ400項目の審査と整頓改革を経て、晨風グループは公正労働協会(FLA)の世界初のサプライヤー会員として加入しました。今年の年初、晨風グループはまたアメリカ合衆国環境保護庁(EPA)と多くの靴、服メーカー及び非政府組織が共に形成した永続既製服連盟(SAC)に加入しました。それらの業界協会に入って、彼らに協力して一連のCSRシステム認証を完成するのは、我々の企業にとっては重荷ではありますが、我々を成長させる1つのルートでもあります。それらの団体はもっとプロの組織であるため、我々は彼らとの協力を通して、持続可能な発展の道を歩みたいです。
CSRは実はごく普通かつ平凡なことです。しかし、そのごく普通なことをきちんと果たすことは容易ではありません。長年の業界発展は我々に調和の取れた社会を作るには企業が積極的に社会責任を担わなければならないことを意識させました。企業は健康的に発展するのにも自主的に社会責任の遂行をしなければなりません。企業は社会の資金、規模、人材、資源を占めているが、我々の企業は所詮業界の一員、社会の一員に過ぎません。私たちの企業は業界の中では小さいです。本当に小さいです。ただし、力がどんなにささやかだとしても、自ら一部の社会責任を背負うべきだと思います。
二、企業の社会責任の主体は社員を中核とすることです。
「社員は企業の一番大事な財産である」は晨風の発展プロセスを貫く中核的なコンセプトです。企業はかなり大きい注意力を払って社員の地位、給料と満足感を考えなければなりません。企業文化をモットーにし、調和の取れた労働関係を構築し続け、優秀な社員チームを培うことは晨風の長期的かつ安定的な発展を保障する内部からの原動力です。晨風グループは社員の利益に注目し、民主管理を推進し、社員に働きやすい職場雰囲気と発展環境を作ります。エネルギー、水資源、健康安全、廃棄物は企業の持続可能な発展を制限する主な原因です。そのため、我々はいま全力的にそれを改善しようとしていて、企業内部の持続可能な発展を実現させています,私たちは以下の努力をしました:
1、革新的な「従業員の苦情の仕組み」
FLAの協力のもとで、晨風は「従業員の苦情の仕組み」を打ち出しました。会社は従業員のために円滑な苦情管理システムを確立しました。工場も全て従業員の苦情を言うルートを貼りました。全ての従業員は電話、テキストメッセージ、Wechatなどを通じて主要の責任者に解決策を求められます。もちろん直接に私のところへ苦情を訴えても構いません。
全ての工場、作業場及び休憩所に分布している訴える仕組みの掲示板は従業員の現実的な問題を解決するのに役立つだけではなく、管理層が従業員の考え、願望と要求を知る重要な手段でもあります。それはまた晨風が調和の取れた労使関係を促進し、管理手段を増やし、管理メカニズムを整備する重要な措置でもあります。この一連の管理制度は内部の公平、公正を促す同時に、労働関係をより良くしました。
2、困難があれば、工会の所へ行ってください。
地区工場ごとに単独に工会を設置し、100%が従業員が自分で選挙した従業員委員会をも組織しました。工会の主席、従業員代表の連絡先は皆その場で掲載します。毎年一回から二回の従業員満足度調査を行います。
従業員の考え方、提案、苦情などはすべてそれらのコミュニケーションメカニズムを通して伝達と解決できます。
3、マルチキャリアの発展ルートで、従業員の複数レベルの発展を促します。
晨風は従業員に管理とプロの双方向のキャリア発展ルートを提供します。また「人材成長上限の理念を打ち破る」ことを提唱します。多様な昇進ルートで従業員にもっと多くの体験のチャンスを与えて、生涯のキャリアと発展の空間を広げます。一ヶ月間、1年間の優秀な従業員を選ぶ表彰活動を催します。晨風の成長プロセスの中で、12の生産工場の1万6千名余りの従業員の班組長、作業場主任から工場長までは皆第一線の従業員の中から選ばれました。ここ数年、晨風は「模範従業員の家」、「全国紡績労働関係和諧企業」などの栄誉を勝ち取りました。
4、従業員に関心を寄せ、調和の取れた労使関係を構築します。
健康で積極的な企業文化は社会責任に反映します。企業の従業員は企業の環境で存在するばかりではなく、社会人としても存在し、社会と交流します。彼の行為は社会に影響を及ぼします。これも企業が社会に与える間接的な影響です。
毎年、会社は従業員の公平賃金について調査します。それによって、会社員の総合収入は基本的な生活費を満たせるほか、精神的な生活をもアップさせる余裕があることを確保します。
良好な仕事環境はある程度で従業員のモチベーションを引き起こすことができ、付加価値を超える商品を作り出す。晨風のどの仕事をしても、頭を上げれば外の緑化が見え、楽しい気持ちになれます。「気持ちが違えば、仕事の結果も違います。」ですから、晨風は従業員たちが疲れる時に目と精神を和らげるために工場の内部で緑化用地を開発しました。
晨風の全ての作業場は標準と規範に従って消防設備を備え、消防安全システムを作り、従業員に安全で心地のいい生産環境を提供します。また、作業場の第一線の従業員全員に人間工学に基づいた昇降椅子を配置します。アイロン作業場の長時間立って仕事する従業員に足の疲れをほぐすマットを提供します。穴かかり、水洗い、充絨などの職業病を患う恐れのある従業員に十分な保護用品を準備します。定期的に全員の消防安全研修などの措置をとり、各危険源を最低限まで減少していきます。
5、持続可能な発展を促すには、環境保護をまず推進します。
目下、国内の生地工場はまだ下水処理の基準に満たしていなく、排水した後周辺の地域社会に悪影響を与える現象があります。晨風は自分の努力を通して、サプライヤーチェーン先端の社会的責任を改善させる一方、自分の紡績服装生態系が形成します。今の常熟晨風リンネル工場は毎日1000トンの汚水を処理し、完全に基準に満たして排出することが実現し、さらに工場内部の水のリサイクルが実現し、排出を減らしました。
省エネと排出削減の面においては、晨風の宿遷工場では太陽光発電ができ、自分の需要を満たした後、余った電力は国家電網に入ります。毎年太陽光発電の240万キロワットを消費する同時に、国家電網へ310万キロワットのクリーンエネルギーを送ります。これからすべての工場は屋根の太陽光設備が備えます。晨風のすべての工場は汚水処理センターを設立し、処理を経て基準に満たした後初めて配管ネットワークへ排出できます。
四年間、晨風は300万元の資金を投入し、4万本近くのLEDライトを使い、毎年290万キロワットの電力を節約しています。工場は池で貯めた雨水をトイレ用水にし、毎年120万トンの水を節約しています。また、100万元余りを投入し、先進的なトラップを購入し、5000平方メートルの太陽光熱水システムを整備し、毎年3600トン余りの蒸気を節約しています。
2016年から、晨風は400万元を投入し、晨風工場エリアの公共河川を浚渫し、合計40万立方メートルのシルトを浄化した。
生産プロセスで出た有害廃棄物は、施工能力のある有害廃棄物処理会社によって処理され、環境への害を避けるものとします。
従業員、エネルギー、水資源、健康安全、廃棄物は企業の持続可能な発展を制約する主な要因です。
三、慈善を切り口とし、プラットフォームを紐帯とし、企業外部の社会責任を果たします。
企業として、経済と法律が要求する義務があるだけではなく、それらを超える社会的な責任もあります。
1、積極的に慈善を施し、調和のある社会を構築します。
晨風グループは自分を発展させると同時に、社会的弱者層にも注目し、積極的に企業の社会責任を果たし、慈善事業に取り込み、紡績アパレル業界の発展にささやかな力を捧げます。
晨風は前から多くの慈善団体と協力しています。2004年、晨風グループは「愛佑慈善基金会」の発起人の一人になり、長年計およそ2000万元をつぎ込んで、全国の先天性心疾患、白血病、障害などを患う貧しい子供たちに希望を送ります。
地方企業として、より良く現地の貧しい従業員の家庭と身寄りのない老人を助けるため、晨風は4500万元を出資し、自分の慈善基金会を立てました。晨風愛心工友救助基金は晨風の従業員あるいは現地の貧しい家庭に援助をあげます。晨風宿遷愛心救助基金は現地の老人の助けをします。晨風泗洪愛心救助基金は現地の子供に援助を提供します。
2、学校と企業が協力し、プラットフォームの優位性を作り出します。
近年、晨風グループは東華大学、北京服装学院などの大学に個性化の実践課程を提供しています。テーマの企画、デザイン、パターン作り、製作など服装デザインの全流れのトレーニングプログラムを提供します。工場現場の実践操作プログラムは学生の学習、就職、発展に新しい理念とアイデアを与えます。
国内の有名な大学とともに「ファッション産業パーク」を作り、若手のデザイナーに焦点を当て、焦点的なサービスとプログラムの支持を提供し、若手のデザイナーの成長を促し、彼らをファッション嗅覚、プロのデザイン能力とある程度の市場コントロール能力のあるベテランのデザイナーにします。その上、ブランド協力によってベテランで有名なデザイナーとの深いレベルの協力を推進し、晨風の品質管理と「迅速な対応」の生産モードを後ろ盾にし、新しいブランドのさらなる発展を手伝います。
また、プログラムの協力を深化させます。北京服装学院(晨風)ファッション産業パークを建て、プラットフォームでファッション産業の産学研の深度融合と革新発展を推進し、青年起業者、若手のデザイナー、新しいファッションブランドのスタートと再発展に力を寄せます。
実践訓練プログラムと革新パークプログラムによって、晨風は青年大学生、社会人になったばかりのファッションデザイナー、スタート段階のファッションデザイナー及び有名なデザイナーに有力の支持とレベルアップの発展ルートを提供しました。
3、ファッションガーデン+高品質のプラットフォームが産業の転換とレベルアップを推進します。
晨風グループは中国服装協会、中聯ファッションテクニクと共に20000平方メートルの服装産業高品質ファッション革新展示即売プラットフォーム——−–ファッションガーデンを建設しました。そのプログラムでは国内の200余りの高品質紡績服装企業の極上な単品資源が集まっており、ファッション産業の新技術、新材料及び産業革新、商業運営、文化運営を1つにした服装ODM展示即売の商業プラットフォームであります。革新と人材の資源を集め、マルチチャンネルサービスドッキングの形式をとり、中国紡績服装の高品質工場をデザイン+革新+ブランドの方へ推進します。
北服革新パーク、独立デザイナープラットフォームは昆山にあり、研究開発実践訓練センター、国際会議センターは金壇にあります。会社は業界機関に商品展示、研修交流のプラットフォームを無料で提供し、国内外の高等教育機関の紡績アパレル専攻の学生と創業する学生、ブランドメーカー、プロバイダーなどの各級の管理者および新入社員に実践研修を提供し、業界交流を促し、業界の人材を育成します。
上記のプラットフォームはみんな晨風グループが業界内外の人々に無料で提供するものです。これは損していると考える人が数多くいます。毎年こんなにたくさんの費用がかかってそれらのプラットフォームを作って維持することは企業の生産経営には特に役に立たないと思う人がたくさんいます。「斜陽産業」だと思われる服装業界の一員として、我々は自分の努力を通じて、ささやかな力を捧げたいです。業界のために無料で勉強、交流するプラットフォームを提供します。ファッショントレンドを追いかけ、人の目を引きつけるためだけではなく、真底からできることをやりたいです。
四、終わりに
以上を持ちまして、私の企業の社会的責任についての理解といま晨風が社会的責任分野でやっている仕事になります。企業社会責任は長いプロセスです。企業社会責任は準則でも企業が自分を犠牲にすることでやることでもなく、それは企業の核心能力で社会問題を解決することと社会価値を作り出すことです。
晨風グループの持続可能な発展の道はまだまだ任務は重く道のりは遠いです。
企業は社会に依存します。社会で我々晨風みたいな企業が山ほどあります。自分の力を持って、小さい事業を果たして、この業界に報い、社会に報います。皆さまの企業もきっと企業の社会的責任の分野でかなりの功績を立て、この分野の先駆者だと思います。今日私は晨風がやったちょっぴりの社会的責任のことを皆さまにシェアします。やった事はまだまだ足りないです。言うのに値しないこともたくさんあります。お笑いにならないでください。私はここで指導者の皆さまと業界の先駆者の皆さまに感謝いたします。皆様は我々の社会的責任の仕事を導いてくれました。また、これからの仕事にも方向を示してくれます。
最後に、これからの新しい一年で全ての企業の繁栄をお祈りします。社会的責任の仕事分野での活躍を願います。新年おめでとうございます!
ありがとうございました!